与太話はこの辺にして推しに幸あれ

推しの何かが性癖に刺さる

……ので、推しが好きなんだろうな。

と、思うことが多い。

わたしは、だけど。

 

性癖と呼ばなくても、推しの何かがわたしの心の琴線に触れたから今推しなんだよね、きっと。好きなことに理由を求めるほうが面倒くさい。ともかく(何か)がこの胸に、この脳裏に響いたんだろう。とにかく一言でいうとなんか刺さったから、今わたしは推しのこと好きなんだよねって思いつつ。

 

その「何か」は人それぞれで、そのかたちを認識してる人もいれば、まだ、ソレと認識できてない人もいるはず。漠然とした好きのかたちは、そのうちに一つの形をとるかもしれないけれど。

 

生きてる間の嗜好の積み重ねが、より深い性癖になる。

 

ひとつ注意書きをすると、性癖って表現を取ったけれど、これには性的な意味合いはなく、単純に言うと好みってこと。

勿論、言葉通りに性癖の場合もありますが、ここではあまり含まず、ふわっとしとく。

 

…と言いながらも。

ついでなので、世の中と人様にとってどーでもいいし、他者にはあまり理解されないわたしのニッチな性癖のはなしをしときます。

わたしはわたしのとある推しの耳たぶが好きです。特にピアスをしてないときのピアスホールがむちゃくちゃ好き。ふと見た時にピアスしてないと喜びで胸が踊ります。その高揚感といったら……!大喜びで耳たぶを見ちゃうし、あー、ぺたぺたふにふに触ってみたいな……(お触り禁止)とか思い馳せます。あと、お話しながらの手持ち無沙汰の手遊びしてるとこみると最高に興奮するし、それはそうと声が性癖に刺さりすぎて、いっそ性的では……とか思ってる節すらある。話し声も歌声だって、も〜、たまらんたまらん、ビリビリくるってわたしは鼻息が荒いのです……。

なんだか下世話だ。

それに即物的だし。

でも好きなんだ。

たいへん好物、だいすき……っていう。

触ってみたいうんぬんより、ひたすら鑑賞してたいわけですよ。

まあ、そんなことはどーでもよく。

 

好み=好きって気持ち

 

端的に(好き)だと伝わりきらない、いろいろと複雑な感情があるじゃないですか。よく愛憎っていうでしょ、愛は紙一重だ。心にはいろんな感情が詰まっている。好き嫌いを語るだけなのに大変だ。

あたりまえって、不思議でしょ。

生きてるからいろんなこと考えますし、わたしは善人ですみたいな、聖人君子顔でいても、いろんなこと考えてたりするもので。話ズレた、それはそれとして。

 

んで、例の(好き)をさ、散々こね回してグラグラ煮詰めていくと、むちゃくちゃアレなかたまりが胸に宿る。この感情のかたまりのいびつなことよ。

 

それで、言葉遊びを始める。

 

一言であらわすと状態としては(好き)なんだけど、やっぱり、その(好き)のあり方が様々、多種多様で表現しきれない。ちなみに、わたしがいう性癖と言う表現だって、先に書いた通り(好き)のひとつのかたち、ありふれた表現に過ぎない。

好き=嫌い(好き)

だったり、

好き=気持ち悪い(好き)

だったり、

好きに繋がる言葉は常にはポジティブ足りえない。とてもアンビバレンス。どんなに言葉で綴ってもこの性癖は伝わらないかもしれない。そもそもこれだって自分が認識していればいいもので、他者に対してまことしやかに語る必要もない。それなのに、なんとはなしで語ってしまうのが人だよね。

 

推しと推しのおたくという関係性において、おたくが我が身を焦がす性癖をどんな風に推しに伝えようか?って考えるとさ、どうあがいても自分の気持ちをダイレクトに伝える方法は、文字情報による伝達になると思う。

それを本人に伝える伝えないは別として、文字にアウトプットすることで、よりはっきりと(好き)が形作られる。

 

しかし、この、性癖は。

 

言葉で語るにはナンセンス、

他人には理解されにくく、

伝えても伝えようとしても伝わらない、

 

考えても考えても、素のままでは伝えるにふさわしくないかたちをしているようだ。だから、推し本人にダイレクトに伝えるなんてことはしない。

 

何せこれは性癖。

 

いちいち細すぎて伝わらないシチュエーション、些細な自然な仕草や行動、あるいは息遣いまで分析して語る…なんてことになってしまうから。

もし、勇気を出して伝えるなら、無難な言葉で伝えるかな。頑張って品のある置き換え表現と、湾曲表現を駆使しつつ、時に言葉を選んで。

やっぱり推しに伝えないとしても、他者に自分の性癖を語りたい時もある。語りたくなるのが人なのです。

理解されないにしても。聞いて欲しいときはあるように思う。

 

そうなの、この他者に語ること。

それが、ごく稀にとても上手いひとがいる。伝える技術や表現が多彩というの?

言葉を操るのが上手いだけでなく、絵や映像で語れるとかすごいな。

他者へのアプローチとして、性癖たる萌えの極みをしっかりとしたかたちにして語るので、場合によっては理解されることもあるかも(ただし、ごく一部の界隈において……という限定的条件あり)

 

んで、話が伝える方に逸れてしまったけど、書きたかったのはもう少し掘り下げたとこ。

 

推しという名で呼んだ性癖が舞台に立ってるってこと自体、むちゃくちゃヤバいな(語彙がない)

って、言うことです。

※わたしの推しは舞台俳優です。

 

 

しかも、推し(性癖)が、性癖のかたまりみないな構成の物語の登場人物として舞台に立って演技してる……っていうの、本当にヤバめです、ありがたみがありすぎて、もうしにそうにヤバいんだ(語彙が……)

 

ストーリーの部分は音楽や演出、登場人物、登場人物の行動、メイクとかウイッグとかお衣装とかどんどん細分化できるのですが、まあ、好きなものと好きなものがマッチングしたときのハマりっぷりったらないです。

もう大変です。

……いや、なんだろ。

わたしにとって、絶妙でわたしは触れることが出来ないが、わたしが欲しいものを的確にくれる(ことが多い)気づくと板の上からそれをくれるわけで。

姿かたちで、音で、声で、客席に向けて全力で五感に訴えてくる。ヤバいな、五臓六腑に染み渡るな推しの演技、全わたしが死にそうです。すごい刺さる悶える。

まさに悶絶ですわ。

 

またしても、大変世の中にとってどうでもいいわたし情報ですが(もはやはなしを繋げる常套句)好きなかたちのひとが、好きなストーリーにハマったと感じたときは、台詞回しからドツボにハマることが多いです。役者の醸し出す間と、演出上の効果がピタッと来たと感じるとやられたー!ってブルブル震える。

息遣いや所作にもよくやられます。推しの演技してるとき、肌を撫でる指先とか、アクションで身を翻す足先の美しさとか、もう、いろいろむりわたしがしんでしまう、すき。完全に悩殺されてるよね、ハハッ……。

舞台上の、沈黙と饒舌の合間から読み取れるニュアンスの淫靡さだとか、板の上の世界を生きている生々しい息遣いや温度が。ストーリーから感じる艶っぽさに役者の艶がガッとのったら、わたしはそれにずっと熱狂していたいし、惚けていたいとも思っていて、そりゃもーずっと同じ芝居に出続ける推しを観ていられます。

完全にこれは中毒。

んで、最終的に性癖に刺さる推しはかわいい……、なので、かわいいって言葉は万能。

 

こんだけながーーーーーく、書いてるのに圧倒的に具体性に欠けるのが残念わたしクオリティ、ニュアンスだけでも伝わればいいかなー、いや?これは伝わらないでしょ?!

 

他者に伝わらなくても。

どうあっても推しは素晴らしい。

 

だってさ、世にもみすぼらしく取るに足らぬ存在の、ちっぽけで浅はかなわたくしめの性癖にすらご配慮くださり、あまつさえ素晴らしき感動をお与えくださる……(たまに刺さらないものもお与えくださる……)

さては推し、あなたこそ神か。

これ、ほんとダメだな?!

推しの存在ごと刺さりすぎでしょ。

少し落ち着こ。