与太話はこの辺にして推しに幸あれ

続けることに意味がある

かもしれない、ので記録。

9月も後半、だいたい観終えたので書いておく。ネタバレに配慮しない思ったことを思ったままの文章で綴っときますね。感想、得意じゃないのにね(個人の感想です!)

 

9月のまとめ

 

・ミュージカル ドン・ジュアン

今月のわたしの現場はだいたい赤坂ACTシアターだった。そこそこ多ステ。刈谷でもちょっと観る予定だけど、もうまとめておく。主演さんや初舞台、舞台歴短い女優さんのことはたくさんメディアで取り上げられてそうなのでここでは触れない。これ、昨年のうちに決まってた推しの仕事5本のうち最後の発表だったんだよね。で、その後のお仕事発表はどんな按配なんでしょか……。

さて、あらためてドン・ジュアンでの推しの役、宝塚の雪組公演ではひとこさんが演じた役です。ひとこさんちょっとクールさのある熱いひと感があり、強い怒りをたたえたラファエルだったので、そーちゃんはどんな風に演じるのかな〜と楽しみでした。観た結論から言うと、演出もちょいちょい違うし、歌詞も少しかわっていて、演じる人が違うから当たり前だけど芝居としても随分違うなと思いました。主人公がジュアンであるという意味では雪組版と変わらない印象ですが、演じる方も違うので……。んで、推しが演じたラファエルという役は、私の想像のはるかに上を行くどハマりぶりで、かなりしんどかったです。

なお<しんどい>について補足しますが、

しんどい=もっとみたい

です。

感想を述べられている方が軒並み言っておられるように、悲しみの印象が強く。私が思うに悲しみと戸惑いを抱えたラファエルだなあ、と感じながら観劇していました。また、持ち前の体幹の素晴らしさが活きるボコられ芸とダンス、ソロ曲・デュエット曲などもあり満遍なく見どころ満載の推しが堪能できました。駆けずり回り這いずってでも歌い続けなくてはいけない、地味に大変な役どころですが、絶妙に奥行き深くやってのけているから、最高オブ最高です(ほめることしかできないおたく……)初日付近は控えめに楽譜に沿った歌を披露しており動き的にも稽古の様子を垣間見るような演技でしたが、中日の手前くらいから、特に2幕の様子がガラッと変わり始めて面白かったです(一幕の最初の休暇前の日常シーンは、わりとすぐアドリブ入れてたのでかわいさ爆発)ささやかな幸せと燃える憎しみを歌いながら、表情を変えていくところも惚れ惚れしました。あと一つ、最後の最後に、ジュアンの旅立ちシーンの横で繰り広げられるドラマは胸が熱かった。ドン・ルイがラファエルを赦し、その身体を支えるシーンは毎回身につまされる思いで目が離せなかったです。

いろんな芝居があるなか、毎度のことですが、流れに合わせてちょいちょい邪魔にならないセリフや所作によるアドリブを入れてくるとこも推しのいいところで、この子はちゃんとその舞台上の時代を生きてる感じがあるし、観ていて飽きがこないから楽しいんだよね。

んで、トータルバランスが良かったという意味では、曲で言うと、「人は、何故 」が素晴らしいな、と。生田先生の演出もよかったんですよね。歌的には一部分、そーちゃんは出しにくい音域もあるけれど、全体的にメインのオサさんそーちゃんのハモりとアンサンブルさん混じえての歌声も美しく惹き込まれる芝居でとても良かったです。

また、前半の「兵士たちの出発」のラファエルをはじめとした兵士たちのほがらかさや自信に溢れた姿……からの「兵士の血」の緊迫感のある表情や姿をまさに極限状態を思わせます。ラファエルだけでなく兵士たち全員の焦燥感溢れる演技と歌は聴きどころです。この曲で兵士たちと女性ダンサーの絡みが美しく、ラファエルたちのまわりにダンサーさんたちがいて、ある時は命そのもの、ある時は愛しい恋人の残像のようにまとわりつく彼女たちとのやりとりは本当に素敵です。それ、推しに感想として伝えたかったのにうっかり書きわすれてしまったんだよね。なので、感想文を刈谷で入れるか事務所に送るか迷うとこ……まあ、推しが読んでるかすらわからないけどね。まあ、そんな個人的なことどーでもいいんですよ。

で、で、ドン・カルロのこともいいですか?上口くん本当に歌が上手いしダンスも上手いし、芝居も上手くてなにこれ隙がないって感じなんだけど、その隙のなさがカルロの難解さにいい感じに繋がってる気もしています。

カルロが心に携えた信仰と道徳心、正義感は、物語のなかで彼を様々な行動へと誘う訳ですが、それを投げ打ってしまいたい、反してしまいたいのだという気持ちが少しだけ顔を出す演技は密やかに目を惹きました。亡霊がジュアンにみせる幻のなかのカルロはある種の欲望に忠実で、ジュアンを責めつつ彼に捨てられた女たちをはべらせながら不道徳な笑みを浮かべるという(そしてキレキレに踊るのだ……)もう少し言うと、上口くんも芸が細かいので、恋を知る彼の姿を如実に表現しているんだよね。エルヴィラに感情移入して惹かれるとき、目もとを潤ませ恋を瞳に宿します。あと、オフマイクでドンジュアンドンジュアンドンジュアン……言い過ぎだし、あきれ顔で溜息つきすぎなのも大変良いです。

個人的に思うのは、オサさん演じるイザベルがジュアンを中心にしつつも線引きした世界に存在しているのに、カルロは非常に曖昧な場所に立ちながら、ジュアンを愛し続けているって感じがたまらない雰囲気かも。

長くなったのでここまでにしたいけれど、この舞台上のMVPは絶対的に亡霊のほうの圭吾さんだと思う。

みどころありすぎでしょ。

常に物語をまわす役割、フラメンコの素晴らしき足さばきを魅せる亡霊の力強い引力がすさまじく。何かにつけ「愛だ、愛に気をつけろ……」ってジュアンに忠告し続けるので、もはや亡霊のほうの故人騎士団長、良い人すぎでは…という気持ちが多ステするうちに芽生えていましたね。もちろん皮肉だったり、煽ってたりするのだろうけれど、重要な分岐点ほど、愛や恋のヒント出していて、ほんと優しすぎぃ!って思えてもうダメ。

 

・日の浦姫物語

近親相姦につぐ近親相姦など、ひろげたテーマは重いけど強烈な喜劇なのね。むちゃくちゃ笑えます。言葉遊びの極みです。井上ひさし先生のほんの中でもなかなかきわどいやつではないかと。昔語りのアレとかコレとかへのオマージュでもあり、こぢんまりまとまった雰囲気ではないですし、鵜山さん渾身の演出とお見受けしました。きなりくんの演技、若々しく時に青臭く泥臭く、コムちゃんは艶っぽくもコミカルにそしてささやかな歌声は美しかったです。主演のお二人のいろんな顔が観られて非常にたのしかったです。また、辻萬長さんの説教聖(兄)と毬谷友子さん演じるその妻(妹)の求めたものはただ1つの赦しなんでしょうね…なんて。ほんとにね、ベタベタの演劇なんです。一貫してこれがわたしたちの演劇だ……!という気負わない意気込みを感じる作品は、大袈裟にいうとこまつ座さんくらいでないとこのごろは観られないし感じられないかも。ところでこまつ座さん、組曲虐殺も再演しますし、そろそろ芭蕉通夜舟あたりもやりませんかね。

 

・ミュージカル 怪人と探偵

素直に面白いかったです。好き。謎掛けもおおいので1幕より2幕のテンポがよかった気もします。舞台装置がとても好みで目の錯覚を使った視覚効果とか歪んだセット、すごい刺さる舞台装置で、ああいうのいいなーって見てるだけでも楽しかったです。また、曲がかっこよく洒落てるから音源出ないのが惜しくてしかたないです。むしろ円盤ほしい。また、乱歩の世界観を決してこわさないけれど、オリジナルの解釈で創る世界はアングラ感もあり浪漫を残したままポップでもあり。また、乱歩らしい耽美さを残す台詞回しはとても聴きごたえがありました。チーム怪人とチーム探偵って感じもバランスよかったかな?そして、みんな歌が上手いんだ。和樹くんとアッキーさんの櫻子ちゃん三人のハーモニーがほんと素晴らしかった。個人的には航生くんの小林くんが恋を歌うところから恋のエピソードがまわりはじめるあたり非常に好きです。あとダンスのキレがいい……スーツでかっこいいなーとかおもってしまった。なにせ、とてもいい新作ミュージカルでした!円盤でないのなんでよー!

 

あと何観たかなー?

あ、うん、雑に言うと、

 

・ウエストサイドストーリー来日公演

グルグル回ってきた

 

・神田松之丞 独演会

最高以外のコトバなし

 

柳家三三師匠 落語会

にこにこした

 

というかんじ。

あとは、小劇場の作品もいくつか観た&ゲキシネ月ドクロ上弦を2回かな。推しの霧ちゃんかわいかった!

 

来月に続く。

10月はゆったり。

11.12月が少し忙しいので、出来ればアレコレ休めておきたいかな……の10月だよ。

 

今日も今日とて文章のまとまりなど皆無だ。そこは推し事務所のスタッフさんが推しの近影をお与えくださる昨今、とてもわたしは癒されているので、癒しに免じて許してほしい(?)