与太話はこの辺にして推しに幸あれ

Coloring Musical 『Indigo Tomato』のはなし、とか。

【11/10、11のプレビュー公演直後の記事です】

https://indigo-tomato.com/sp/

ひたすら観てね……と言いながら、詳しいことは公式サイトでねって。

昨日11/11(月)、いわき芸術文化交流館アリオス小劇場にて、2日間だけのプレビュー公演を終えたばかりですが、今週11/14(木)より主演の平間壮一さんの地元(…は、厳密には札幌ではありませんが)北海道、札幌市教育文化会館大ホール を皮切りに本公演がスタートします。待望の再演、本公演ではどんな景色を見せてくれるのかと、今から期待が募ります。

 

プレビュー公演入って、もはや現実に戻りたくなさすぎる今日この頃です。

 

 

◎はじめに

枕詞的ですが、『Indigo Tomato』は心温まるお話です――と簡単にいってしまえば話は早いかもしれないけれど、この物語はそれだけじゃないんです。
カラフルで軽やかなビジュアルに反して、抱える問題やテーマは案外重めでリアルです。ある世代においては触れてはいけない腫物に触れるかのような雰囲気すらあるかもしれない。
そんなに簡単な話ではないぞと、注意書きのように付け加えるけれど、最終的な結果的にみると重くないです。
軽快なリズムで鳴り響く音楽と歌声が合わさることで、角が取れるかのようにとても軽やかであたたかなミュージカルだという印象が心に残ります(やさしい気持ちになる…という趣旨をキャスト陣も言っています)もちろん役者の演技や演出、舞台装置の印象からもそうさせるものがありますが、特に作曲の堀倉彰さんの曲が本当に本当に素晴らしい。心に残る口ずさみやすいフレーズ、テンポの良いリズムがよりそう思わせるのかもしれません。

この物語、小林香先生のストーリーの仕立て方がばっちり笑顔で終われる仕様なので、問題は何一つ解決していないが問題への糸口は見つけたんだ、みたいなエンディングを観られるはなしだとも感じます。

 

ここでは、まだ未見のひともいるかもしれないので、
ストーリーでの詳しい仕掛けやセリフへの言及はできるだけしません。
その辺は東京公演が終わったら書きたい。

 

このミュージカルが展開する過程、客席から見えるものは現実と非現実の二つあります。

物語は、現実(目に見えるもの)と非現実(主人公タカシのあたまのなかや描いた地図)を行ったり来たりします。

現実と非現実はいつも隣り合わせ。

一つ薄い膜の向こうの触れ合わない何かと何か。


演劇的要素としてよくある構図ですが「観ればちょっと違うぞ」と感じるはず(と、わたしは思っています)

ということなんですが、

わたしはただただ、このミュージカルと推しが好きだよ大好きだよ。

大好きなんですよ(なにこれ)


なので、わたしが言いたいことは、わたしはColoring Musical 『Indigo Tomato』が大変好きです。かなりオススメできると思っているので、お時間あったら是非観てくださいお願いします! ということなのですよ。

 



ーーここから御託並べますーー


 

◎せっかくなので登場人物の説明から

【Indigo Tomatoの登場人物】
役名(俳優)※敬称略

 

タカシ(平間壮一)・・・サヴァン症候群で“共感覚”の持ち主

マモル(長江崚行)・・・タカシの弟

先生(剣 幸・彩吹真央)・・・脳科学者、タカシを外の世界へと誘います

ユーゴ・オブライエン(大山真志川久保拓司)・・・ハーフの野心家のフリーキャスターで、クイズ番組の司会者

あや(安藤 聖)・・・タカシとマモルが通う公園のパークダイナー(ジュースバー)の女性店員

 

なお、役者は5人、登場人物は他にもいて、先生役の剣 幸さん・彩吹真央さんが複数の役を兼ねて演じておられます。また、名前のない登場人物もすべてタカシを演じるそーちゃん以外の役者によって演じられます。その時、眼鏡をかけると彼らは名もなき日常を過ごす人々、あるいはタカシの友達である数字に変化します。

 

 

◎プレビュー公演のこと

客席側で観たわたし個人の一方的な感想を述べます、書き方的には初演見た人向け。
観てない方でも全然大丈夫なのでご興味あればチラ見してみてください。
なお、プレビュー公演では大山ユーゴは観ていません。彼の初日は大阪!ちょっと先だねー。11/29追記:大阪・金沢で大山ユーゴ観ました。相変わらずパワフルで耳に残る美しい歌声、野心滲む芝居もかっこいい。あの大袈裟なアクションが非常に癖になるし、しぐさが非常に男前でかっこいい……(一つ前の出演作LLLでの役とのテンション差や役どころが天地ほど違うのでLLLを観ているひとはその差も楽しめるのでは)


初演の良い部分を存分に生かしつつも、わかりやすくブラッシュアップした印象です。プレビュー公演においては12月まで続く公演へのしっかりとした手ごたえを掴んだようにも見えました。
再演を機に一歩前へというカンパニーの意識が見て取れるような公演かな、と。

そーちゃんはタカシくんを演じる上でより繊細でリアルな姿を追求してきているように見えます。限られた時間の中、歌とダンスと演技でどう魅せるか、そういう部分での追求。役のなか、タカシくんはとてもピュアでかわいいところもたくさんあるけれど、やっぱり意思の疎通がうまくいかない世の中との軋轢で苦しんでいたり諦めていたりする。その点、初演よりわかりやすくなっているように感じました。なんか憎らしいとこもあって、でもそこがいいんです。ありさまが美しいな、とか。

新キャストの長江くんは弟マモルとしてそこにいることに違和感がなく、障がいを持つ兄を持つ苦悩をうまく演技や歌声で表現しているように思えました。ちょっとハスキーでそーちゃんと雰囲気が似ていてるから余計にそんなことを思うのかも(雰囲気は似ているのですが、初演ミゾタクのマモルとはまた違う色合いのマモルくんだな、とも)
川久保さんのユーゴはまーくんとは違うアプローチのユーゴを作ってきているようでバックグラウンドの違いが見えるように思えて非常にWキャストならではの差を楽しめました。今後の彼ならではのユーゴがより強く出来てくるはずなのでそちらも期待。立ち姿もスラッとしたスタイルでかっこいい。
また、女性陣ですが、安定のウタコさん、ゆみこさんの色とりどりの演じ分けと歌のすばらしさが目も耳も楽しませます。すごいんですほんと。お二人の違いは、お母さんの味付けの部分ほど強く出ているように思います。ローズさんは見た目から違う感じも。私個人は先生の時の自然な歌声と、お母さん、ローズさんの時の歌唱の差が興味深かったです。
また、あやさんの聖さんは癒しの天使かな……?
あんな風に人と人のあいだに垣根をつくらない人になりたいと感じる理想の人を演じておられるようにも見えます。また元気で朗らかな歌声に思わず微笑みが漏れるほど。本当に見ていて素敵だなと感じるので大好きです。


それぞれの役者の持ち味を存分に堪能できる芝居こそ、芝居の在り方として最高だとわたしは思っていますが、このミュージカルにはそれがあると感じます。
それは小林さんの意図するところでもあると思うのですが(もしかしたら違うかもしれませんが!そうだといいなと込めて書きます)
シンプルでいて少しもシンプルではない。そんな成り立ちを感じる、非常に奥行きのある物語がそこにあるように感じられ、大変見応えがあります。

また、初演を観ていれば初演との差もしっかりわかります。
言葉選び一つ取ってもちょこっとだけ違っている。役者の成長を観るという意味でも再演は非常に意味のあるものです。初演を観ていなくても十二分に楽しめる内容ですから大丈夫、問題ないです。初めての方も是非ご覧になってください。
とてもやさしい気持ちになれる作品ですし、今回の再演だけを観てもきっと得るものがあるはずです。

繰り返して何度も言うようですが、このミュージカルは、主演のそーちゃんの演じるサヴァン症候群共感覚の持ち主という青年タカシの状況と役の難しさに目が行きがちですが、それぞれの役と役者にみどころがきちんとあります。それは繰り返しになりますが強調しておきたい。

 


・いやまだ少し言いたいことが

あくまでもこれは、わたし一個人の思うところではありますが、このIndigo Tomatoというミュージカルは、これこそ平間壮一さんの演技力堪能しまくりミュージカルなのではないかと思っています。
演技も歌も、ダンスは少なめだけど彼の体幹の良さを存分に味わえる仕様でむちゃくちゃ全部入り。どんな時もそうだけれど、彼は毎公演ひとつとして同じものを見せてはいないんだ。他のミュージカルやお芝居でも堪能できますが、少し別の視点で常にチャレンジし続ける姿をみることができると感じています。

彼の演技を観て全世界全宇宙…。

円周率の暗唱とか、もー、観ててドキドキしちゃう。合ってる合ってないは途中までしかわからないわたしですが、観てるだけで固唾を飲むというのかな。息を殺してタカシくんを観ている、という場の臨場感は何にも変え難いリアルです。

ちなみにミュージカルなので、歌のことをちょこっと。
たぶんそーちゃんもう少しキー低いところのほうが得意なのかなーとは思うんですよ。ファルセットとか高い方は高い方で得意かなー綺麗!とかも思ってるので一概に低いが得意とかそーいう話ではなく。

でね、何が言いたいかって言うと、彼の役柄的にあの歌唱の仕方は正解、ミュージカルって歌は歌うけど芝居ですし、アレで大正解だとわたしは考えています。感情ののった歌、歌から見える景色。すごく素敵です。そりゃミュージカルだから歌大事だけど、歌が上手けりゃいいってもんでもないとわたしは思う。ミュージカルだって芝居だ。すべて演技あってこそだよ。そうわたしは考えているので、わたしがこんなことをいうのはおこがましいし何様かもしれないが、100点満点を越えて120点をそーちゃんにいつでもあげたいきもちです。

だって、心地いいんです、歌声が。

ただただ物語の上にいる彼の歌声は美しい。

それと、最終的にこのミュージカルの素晴らしいところは、つらいところをつらいという顔で、笑顔を観て笑顔になれるというところかもしれないなー……とも思うんですね。
世の中、決して色よいことばかりではない。
そして、目を背けてはならないその世界はわたしたちのとても近くにあるのですから。

障がいのあるなしに関わらず、誰しもが持ちうる心の壁。

視点を変えればそういうものを体感出来るとも思えます。

あたまのなか、そういったものが可視化された舞台装置もシンプルでいてかわいらしくてきれい。書いてあるものをみるだけでもとても楽しいかもしれません。

 


・そろそろ〆に入る

わたしはこのサイズのミュージカルがすごく好きだなーと思うところがありまして、グランドミュージカルにはない身近な臨場感があります。

シンプルな編成の楽器が奏でる音がダイレクトに耳に来るのもとても好きです。
あと、役者の息遣いとかもしっかり把握出来ます。

 

プレビュー公演、本当によかったのね。圧倒されたというと変かな? 推しの演技に、ステージ上のみなさんに圧倒される2公演でした。

心の奥底に迫るものを感じましたし、身につまされる演技はとてもパワフルで辛く思うところもあります。

なのに、それでいて癒される微笑みが漏れるところもたくさんあって。

ほんとすごい、すごいんですよ!その素晴らしさをお伝えする語彙がないのが残念です。

 

エンディングの少し前、それとエンディングで、タカシくんが笑うんですが、もう、その笑顔をみるためにわたしはここに来たんだ、ここに座って観劇したんって思える幸福感が心に宿ります。


君が笑うと嬉しい。

 

これを実感できるんです。

すごくない?

カテコもね、たのしいかわいいとってもまじめなそーちゃんでした。

あー、かわいいこの世のものとは思えないほどかわいいなー!

カテコでも笑顔が見られるとすごく嬉しい。

プレビューでこれなら本公演も数をこなせばすごい円熟味出るでしょうね。

これから何度も観るのが楽しみです。

…ということで。

前々からインディゴトマト観てね観てねってうるせーよって感じですが、改めてIndigo Tomato観てねって言う。

好き嫌いはもちろんあるし、テーマも難しいので入口でつまづく人もいるかもしれません(日程がわりとド平日メインなのでもそこも……)

多様化が何かと取り沙汰される昨今、キャッチーな作品でもあると感じます。

ちょっとでも興味を持っていただけたら、地方でも東京でもご都合のつく劇場まで足を運んでくださいませんか?

こんなね、推しが好き~推しが好き~と言っているだけのチラシの裏で観てね~~~ってオススメしても、なんの効果もないかもしれないけれど、言わないより言ったほうが良いので言います(いいのかな?)


きっと心に寄り添うミュージカルです。

あなたの2時間くらいをこのミュージカルを見るためにください。

お願いします。


Indigo Tomato よかったら観てね。

追記)突然公式からPVが出たので貼っておきます。

 

チケットぴあで前売り当日引き換え販売してます。

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b1943935

よろしくどうぞ!

 

はい。

真面目に書いてる風ですが、まったく理路整然としてないですね?

……ですよね、わかります!

書いた本人も散らかってんだよコンチクショーって思ってます。
もしも読んでいらっしゃる方がいたとしたらありがたく思う反面、読みずらかろうなー申し訳ないなーとも思います。
そんなこんなでいろいろ書いたら無駄に超大作になったよ。

 

 

ところで、運営さん!

今回のトマトは円盤ださないの?

むちゃくちゃ欲しいんですけど!

けどけどけどけど!

どうなんですか?!

→円盤出してくれるってありがとうございます!suki!

 



……からの雑談。

エリザびっくりしたわ!

19年ルキーニのスケジュール的に総入れ替えかな?!とは感じてましたけどびっくりはそこじゃない。おかえりなさいルキーニの尾上くん、はじめましてルキーニの上山くん黒羽くんね。いずれの方もルキーニを演じているところが想像しやすいので、それなりに納得感ありましたので、ここもあんまりびっくりじゃない。

観られるなら観たいな。

それ以前にさ!

びっくりはこれだよ!

え?!

いっくんトート???(五度見)

もー、びっくりだよ!!!いっくんトートすごくみたい(正直)

いやー、よしおさんいっくんゆんくんって、トートがトリプルで並んでるフライヤービジュアルの圧がすごい。

それとね、わたしはたっくんエルマーがまたみられる嬉しいです。

素直に嬉しい。

あと、今年たくさんは見られなかった万里生さんフランツが観たいし、バルジャン経験したシュガーさんのフランツも見物だよね……とかとか。で、チケット取れるのかな?

うーん、わかんない!

 

はい、たまには画像。

行ってきたんだよ的なのを添えてこの記事を〆ます。これから私の持ち札はどんどんもぎられて、その度に芝居を観るわけですが、もぎったチケット増えると終わりが近づくんだなってね、既にさみしいやつ。

 

そして、全ての感想はおたくによる主観ですあしからず!以上です!

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